標準テレメータ【テレサーモR】
回転体テレメータのパイオニアとして、様々な回転体計測ニーズに対応
概要
- 回転体の計測には、主にスリップリングと回転体テレメータが使われています。
- スリップリング方式(環状の電路とブラシを介して電力や信号を伝達する機構)には、下記の問題があります。
- ①接触によるスリップリングノイズが発生する。
- ②機械機構の為、寿命がある。
- ③軸端取付けが主であるが、軸中央部への取付の場合は手間がかかる。
- ④高回転対応品は高価である。
- 回転体テレメータは、従来アナログ(計測回路・無線機がアナログ)テレメータが主流でしたが、近年は、無線の飛び性が抜群のデジタルテレメータに移行しています。
- 当社は、このデジタルテレメータを構築する無線・計測回路・送信機電源等に強みがあり、この分野のパイオニアとして使い勝手がいい回転体テレメータを供給しています。
特長
- 無線機
2.4GHz帯無線、電波の飛び性能が抜群、
ダイバシティ機能により、回転時の死角による通信途絶を解消
- 送信機
入力は、熱電対温度・ひずみ・電圧・振動・変位等のセンサに対応
フルデジタル回路方式だからノイズに強い、高温度(140℃)にも対応。
- 受信機
受信機側で、オートゼロ設定・電池電圧モニタ、アナログ出力レンジ・無線周波数切替可能
- 受信機用電源
電池式と誘導給電方式の2方式を準備
電池式:交換式・充電式・大容量型・薄型等がありラインナップが豊富
誘導給電:正弦波電源によりノイズが少ないカスタムメイド
- レンタル対応
短期間の計測ニーズに応じて、標準品を中心レンタル品を準備
用途
- 圧延ロールのトルク・曲げ測定
- 回転機械・攪拌機械の計測・監視
- 風車の回転トルク・翼応力測定
- ターボ機械のトルク・回転変動認
- 発電機の温度・歪計測
- ドライブシャフト・プロペラシャフトトルク測定
- エンジン・クラッチ・トランスミッション・CVTベルトの測定