鉱業での設備監視
鉱業で使用される機器は、過酷な使用、汚れた環境、および多くの場合高温にさらされます。これらの要因により、回転機械の摩耗が増加し、早期故障の脅威が生じる可能性があります。
設備の状態監視を実施し、プラント全体のベアリングの振動を監視し、プロセス全体の信頼性を向上させることが重要な役割を担います。
鉱業分野で監視される重要な機器には、次のような設備があります。
【クラッシャー、ミル、コンベア、集塵機、ロータリーキルン、サイロ】
プロセス監視には速度または加速度(RMS/PEAK)信号に対して、4~20 mA の信号を出力するLP200およびLP300シリーズなどの振動センサを推奨します。
プラントの DCS、PLC、または SCADA システムに接続し、傾向を把握、異常が発生したときには警告がでるように設定します。
プロセス監視用の4-20mA出力振動センサ
LP200シリーズ
振動速度(RMS/PEAK)に比例した、4-20mA出力
LP300シリーズ
振動加速度(RMS/PEAK)に比例した、4-20mA出力
他にも汎用の100mV/gの加速度センサは鉱業分野でほとんどの用途に使用ができます。
汎用加速度計(最大121℃下の環境向け)
AC102
汎用加速度センサ(標準サイズ)、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
AC104
汎用加速度センサ(標準サイズ)、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
AC292
汎用加速度センサ(コンパクトサイズ)、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
AC294
汎用加速度センサ(標準サイズ)、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
UEB332
超音波帯域加速度センサ、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
UEA332
超音波帯域加速度センサ、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
高温対応加速度センサ(最大162℃下の環境向け)
AC207
高温対応加速度センサ、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
AC208
高温対応加速度センサ、感度100mV/g、ダイナミックレンジ±80G
ギアボックスのような低速回転機械には、500mV/Gの振動センサが有効です。
低周波帯域用途の製品
AC133
低帯域用加速度センサ、感度500mV/g、ダイナミックレンジ±16G
AC134
低帯域用加速度センサ、感度500mV/g、ダイナミックレンジ±16G