1. TOP
  2. サポート
  3. テクニカルガイド
  4. 100mV/G出力と50mV/G出力の違い

100mV/G出力と50mV/G出力の違い

100mV感度の加速度センサと50mV感度の加速度センサにはいくつかの違いがあります。以前は50mV/Gが状態監視業界標準の感度でしたが、最近では100mV/Gにとって代わりました。
その理由として、以下の理由が挙げられています。

・100mV/G加速度センサのダイナミックレンジが±50Gに制限されていたため
・後段の信号処理機器が±5Vのフルスケール範囲に制限されていたため
・ダイナミックレンジ±100Gを4-20mA出力に変換したとき、計算しやすかったため
技術の進歩に伴い、オートスケール機能を業界標準も変化しました。 

以下では、感度100mV/G(AC102)と50mV/G(AC117)の加速度センサの比較を行います。

【周波数応答】

上記の表ではどちらの加速度センサがどの帯域の信号検出できるかを示しています。周波数が低い場合も高い場合も感度100mV/Gは感度50mV/Gよりも優れています。

ダイナミックレンジ

汎用の100mV/G加速度センサでは、±80Gのダイナミックレンジにより、低速、高速問わずベアリングの故障を特定に向いています。一方、50mV/G加速度センサにおいては±100Gのダイナミックレンジを持つため、高Gの測定に向いています。