電圧出力加速度センサと4-20mA出力加速度センサの違い
主な違いを表で示します。
出力 | 電圧出力 | 4-20mAのアナログ電流出力 |
測定周波数範囲 | センサの周波数帯域に対応 | あらかじめ設定された限定的な周波数範囲 |
信号の減衰 | ケーブル長が長い場合、高周波帯域 に減衰が発生する | 減衰はほとんど発生なし |
接続先 | ・データロガー、FFTアナライザなど のデータ収集機器 ・オンラインモニタリングシステム | PLC、DCS、SCADAなどの制御監視システム |
診断技術 | 主に精密診断(振動解析)で使用 設備で発生した異常を特定するため の生波形を出力 データ収集機器を用いて、ピン ポイントで異常の位置・原因を突き止める。 | 主に簡易診断(プロセス監視)で使用 選択した周波数帯域で振幅に比例した信号を出力 制御監視システムへ常時アナログ信号を提供し、 異常の早期発見を行う |
センサ形状 | 縦型・横型 | 縦型・横型 |
モールド型 アーマーケーブル対応 | 〇 | 〇 |
防爆対応 (海外認証のみ) | 〇 | 〇 |
最高使用温度 | 160℃ | 100℃ |
シグナルコンディショナは、振動解析と4-20mAプロセス監視の両方の利点を活かす優れた方法です。
アンプ内蔵型加速度センサに電源を供給し、出力信号を4~20mA信号に変換する機能があります。