振動センサの選定
すべての CTC 振動センサは、堅牢な IEPE 設計で製造されています。基本的な選定基準を理解すると、どのセンサがアプリケーションに最適かを判断するのに役立ちます。
周波数応答
測定された感度値の±5%、±10%、±3dB の上下で設定されます。±3% dB が最大の周波数範囲となり、通常は加速度計の使用可能な範囲または動作範囲とみなされます。
アンプ内蔵型加速度センサでは、DC(0Hz)信号を測定することはできず、静電容量式やMEMSなどの別方式のセンサが必要になります。
ダイナミックレンジ
加速度センサが測定できる最大および最小の振幅は、ダイナミックレンジによって示されています。通常、ダイナミック レンジは ±5 V(Peak) に制限されていますが、一部の100mV/g加速度センサではダイナミックレンジが±8V(Peak) まで拡張されています。
※通常のバイアス電圧が 12 V(DC)ですが、その範囲が10~14 V(DC)である場合、電源の電位はバイアス電圧±振動信号の電圧より大きくなければなりません。
18 V定電流電源、14Vバイアス電圧、±8Vの最大振動振幅(ダイナミックレンジ)と仮定すると、組み合わせた電圧出力は6~22ボルトの間で変化します。これは電源の上限を 4ボルト超えており、振動信号のクリッピング(振幅オーバー)が発生します。そのため、CTCでは供給電圧24Vの電源アダプタ(加速度センサ用電源)を使用しています。
感度誤差
すべての振動センサは感度を決定するために校正され、実際に測定された出力値は感度許容差内に収まる必要があります。一般的な公差は ±5%、±10%、±15%、±20%で、5%は最高公差とみなされ、20%は限界公差とみなされます。一般的には感度許容差が ±10%、±15%が選ばれます。感度誤差±10%の100 mV/g振動計を選択した場合、振動センサの校正出力は 90 mV/g (-10%)~110 mV/g (+10%) の範囲内になります。